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BBS(クラシック音楽専用)


バッハを中心とするクラシック音楽についてどんどん書き込んでください。
お待ちしています。

目次
過去記事 <<(全1000件)>>

From juncoop To juncoop5@goo at 2004 12/10 22:51 編集 返信

nekonyaさん

大変お久しぶりです・・。

貴方が以前語られたバッハの作品に対する所見・・とても深いものを感じました。

ぜひ語ってください。結論は出なくても、ぜひ読ませていただきたいです。

私も、バッハについて結論は永遠に出ない程、深い音楽だと考えます。

ですから、このHPは私が生きている限り・・つづくのです。

バッハについて語ることは、永遠に続くでしょうねーー!


=3=3 ひゅ〜〜


From nekonya To juncoop5@goo at 2004 12/10 22:44 編集 返信

juncoopさま、みなさま

お久しぶりです。
およそ1年ぶりぐらいでしょうか、おぼえていてくださった方はいらっしゃるでしょうか?
ううう・・・ふつー、忘れられてますよね。(T_T)

1年間nekonyaがなにをしていたかというと、juncoopさんのアンケート1をいっしょうけんめい考えていました。
そして、mont_54さんともっとマタイのお話をしたいと、今までに聴いたマタイのCDの印象を整理していました。

そして、おバカなnekonyaはマタイのBestを考えるだけで力尽きました。(しかも結論は出ていない・・・。(_;)m)

もしお許しが得られたら投稿したいのですけど、いくらなんでも遅すぎますよねえ。
しかもとんでもなく季節外れ。。。

すみません、また受難節の頃に出直します。。。


From juncoop To juncoop5@goo at 2004 12/09 20:09 編集 返信

NHKFMの放送予定

葛の葉さんのHPの掲示板をのぞいたところ、とある人からのよい放送情報がありました。


NHK−FM放送

12月12日(日)

後 03:00 海外クラシックコンサート

                         樋口 隆一
 − ヘレヴェヘとアーノンクールのバッハのカンタータ −

 ▽“ポツダム・サンスーシ音楽祭2004”から
    フィリップ・ヘレヴェヘ指揮、
        コレギウム・ヴォカーレ・ヘント演奏会

「組曲 第3番 ニ長調 BWV1068」     バッハ作曲
                      (19分55秒)

「カンタータ 第214番“とどろけ、太鼓よ、
         ひびけ、ラッパよ”BWV214」バッハ作曲
                      (25分08秒)
「カンタータ 第207番“鳴り交わす弦の相和せる競いよ”
                  BWV207」バッハ作曲
                      (32分12秒)
             (ソプラノ)キャロリン・サンプソン
               (アルト)インゲボルク・ダンツ
                (テノール)マーク・パドモア
                  (バス)ペーテル・コーイ
           (合唱)コレギウム・ヴォカーレ・ヘント

          (管弦楽)コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
               (指揮)フィリップ・ヘレヴェヘ
  〜ポツダム ニコライ・ザールで収録〜
  (ベルリン・ブランデンブルク放送協会提供)

 ▽“ザルツブルク音楽祭2004”から
    ニコラウス・アーノンクール指揮、
         ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス演奏会

「カンタータ 第201番“急げ、渦巻く風ども
     (フェーブスとパンの争い)BWV201」バッハ作曲
                      (51分47秒)
      モムス…(ソプラノ)クリスティーネ・シェーファー
       メルクリウス…(アルト)ビルギット・レンメルト
        トゥモルス…(テノール)ミヒャエル・シャーデ
      ミダス…(テノール)コビー・ヴァン・レンスブルフ
         フェーブス…(バス)オリヴァー・ウィトマー
            パン…(バス)アントン・シャリンガー

「カンタータ 第211番“おしゃべりしないで
     (コーヒー・カンタータ)”BWV211」バッハ作曲
   リースヒェン…(ソプラノ)クリスティーネ・シェーファー
      シュレンドリアン…(バス)アントン・シャリンガー
          語り手…(テノール)ミヒャエル・シャーデ

       (管弦楽)ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
             (指揮)ニコラウス・アーノンクール
 〜ザルツブルク・モーツァルテウムで収録〜
  (オーストリア放送協会提供)


To at 2004 12/09 19:51 編集 返信

ヘンデルの合奏協奏曲作品6 第10番その2

皆さん、こんにちは・・昨日は、掲示板が途中で使用の不能となってしまったので、今夜も引き続き、カラヤン、リヒター、オルフェウス、アカデミー室内管による10番を聞いていきたいと思います。

作品6は、以前LPでパイヤール室内管弦楽団、スロヴァキア室内合奏団、コレギウムアウレウム合奏団(古楽器)による名演があったのですが、現在CDで再発されておらず残念であります。

★アマデオさん、

マンゼですか・・参考にさせていただきます。ゴリツキは確かヴィンシャーマンと共演してましたし、コレギウムアウレウムのような古楽器集団にも入っていました。ゴリツキのオーボェはリリングのカンタータにも多数参加してますね。ちなみに、私は大阪府のあるところで、ごろついてます。→「そらアンタ、ゴロツキやろ・・!」

★skunjpさん、

「最近、バッハ以外の古楽をモダンでやることにやや共感が持てなくなってきてるんですね。・・・ただし例外はあります。イタリア合奏団のヴィヴァルディ、コレッリは素晴らしいです。もちろんイ・ムジチは今でも好き。カラヤンだって良いではないですか(vn協奏曲。墓〜)。
あとアルビノーニはなぜか古楽では聴きたくない。ヘンデルは以前ほどの感動ではないと言っても、モダンだったらやっぱりリヒターが最高でしょう。」

イタリア合奏団はデンオンからいろいろ出てますが、まだ私も聞いておりません。調和の霊感とか、コレッリとか良さそうですね。またアルビノーニはやはりホリガーとイ・ムジチの名演が忘れられません。ヘンデルはモダンならリヒターというのは、激しく同意です。


「ヴェルナーは・・・力まない流れるような叙情の中にも、音楽的な芯の強さがあるのでヤワにならない。それと器楽にハッとするような名演が聴けますね。フルートも凄く巧いので耳を澄ませているとラリューの節回しで、あれはたぶんラリューでしょう。」

78番なら多分マクサンス・ラリューだと思います。フランスのフルートはランパルをはじめ、ラルデ、ラリューと名手が揃いますね、全く。


それでは、今夜も10番について大いに語りますと言いたいところ、突然、今日明日の晩は予定があり、土日にでも書込みすることにします。

それでは、また明後日 のちほど・・・つづく


=3=3 ひゅ〜




From アマデオ( Mail ) To at 2004 12/08 22:57 編集 返信

ヘンデルの合奏協奏曲

ジュンさん、アンドリュー・マンゼ指揮とヴァイオリン、エンシェント室内管のも聴いてね。この演奏はいいよ!マンゼは、いますごく注目しているバロックヴァイオリニストです。

いま、BMSのバッハ全集を聴いていますが、復元されたオーボエ協奏曲のオーボエ奏者インゴ・ゴリツキは、どうもうちの嫁さんの学生時代のオーボエの先生の先生の先生らしく、大変いい音で、本当にハッとなりました。バロック音楽にぴったりの音ですね。いい演奏です。まだBWV1059Rしか聴いていませんが。

From Skunjp To juncoop5@goo at 2004 12/08 21:21 編集 返信

バロック侍

あ、リヒター斬っちゃいましたか?(^^;)

・・・すんません。

いや、何というかリヒターがダメなんじゃなくて、非常に個人的な
レベルで、最近、バッハ以外の古楽をモダンでやることにやや共感が
持てなくなってきてるんですね。

・・・ただし例外はあります。

イタリア合奏団のヴィヴァルディ、コレッリは素晴らしいです。
もちろんイ・ムジチは今でも好き。
カラヤンだって良いではないですか(vn協奏曲。墓〜)。
あとアルビノーニはなぜか古楽では聴きたくない。

ヘンデルは以前ほどの感動ではないと言っても、モダンだったらやっぱり
リヒターが最高でしょう。

・・・しかしjuncoopさんはいろいろ聴いてはりますねー。


ヴェルナーは廉価版の2枚組しか持っていませんが、最近、ミュジック
バードで78番他を録音しました。

力まない流れるような叙情の中にも、音楽的な芯の強さがあるのでヤワに
ならない。それと器楽にハッとするような名演が聴けますね。
フルートも凄く巧いので耳を澄ませているとラリューの節回しで、あれはたぶん
ラリューでしょう。

・・・経済的に全集は買えないので辛い。(^^;)

※シュッツ合唱団はシュツッツガルトの教会の無料コンサートで
よく歌って
ましたよ。当時はヴェルナーを知りませんでしたが。

From juncoop To at 2004 12/08 21:37 編集 返信

ヘンデルの合奏協奏曲作品6 第10番

皆さん、こんにちは・・。

とある掲示板によると、

skunjpさんも、葛の葉さんも、「以前感動したリヒターのヘンデル/合奏協奏曲作品6を今聞くと、昔ほど感動しなくなった・・」

て言うじゃな〜〜い! 残念! リヒター斬り!

冗談はさておいて・・・

ヘンデルの合奏協奏曲作品6の第10番について今夜は、語りたいと思います。

このヘンデルの10番は、12曲の中でも特に優れた音楽で、合奏協奏曲自体ヘンデルはイタリアのコレルリの協奏曲を模範にしたと言われるが、イタリア協奏曲の形式を超えたフランス式序曲の形式を10番に取り込む、すなわち、協奏曲でありながらソロ楽器を含むどちらかというと管弦楽組曲に近いもので、その音楽の深さは、バッハのロ短調の管弦楽組曲第2番にも似た感じがありますね。この10番は優れた音楽のために、あのフルトヴェングラーが、この作品6の5番と共に唯一取り上げました。さすが20世紀の大指揮者が目をつけるほどの傑作の協奏曲と言えます。第1楽章のフランス式序曲の序奏となる部分の悲壮感とフーガの渋さは、バッハの組曲2番ぐらいしか、太刀打ち出来ないものがあります。ヘンデルのこうしたフランス式序曲には多数あるが、中でもこの10番に迫る傑作といえば、メサイアの序曲か、作品6の第6番の第1楽章くらいかもしれません。この10番は、最終楽章の愛らしい音楽を除いては全体に悲壮感が漂い、本当にヘンデルの作品なのか?と疑ってしまうほどの苦悩や渋さ、情熱的でロマン的なものを感じますね。
そのためこの10番に対する期待というものは、悲壮感、緊張感、苦悩と重厚さといったものを求めてしまいます。

聞いた演奏は、次のとおり・・

●ヘンデル/合奏協奏曲第10番ニ短調 op6−10

@フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1950年のモノラル録音。大編成による演奏であるだけに重厚さがあり厳しい表現となっている。表現もレーマンに近いものがあり、50年代という時代的演奏スタイルを感じる。フルトヴェングラーの場合とても音の強弱を意識したロマン派的な表現といえる。各曲の終わりはかなりテンポダウンさせて、かなり長く弾くところもとてもロマン的かも。第3曲はゆっくりと悲壮感を漂わせ、中には楽譜にはない1オクターブ高いVnでなぞったところなど、フルトヴェングラーがこの曲を触っているところが聴ける。これが本当にバロックのヘンデルの曲か?と耳を疑うような演奏である。


Aカラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


Bレーマン指揮バンベルク交響楽団

この曲の理想とも言えるべき演奏。冒頭から強靭で胸に迫る!大編成にしてはモノラル録音のせいかあまり威圧感や重厚さがなく、まるで室内管弦楽団の演奏を聴くようにまとまった演奏。合奏力も最高である。この演奏の通奏低音はカール・リヒターで、1953年の録音。のちにリヒター自身の指揮による演奏は、この演奏が手本になったことが、十分予想される。リヒター同様にこの演奏はヘンデルらしいのびのびとした楽天的な感じは一切ない。ここにあるのは、緊張感と情熱といったものだ。聞き手に一切の安らぎも与えず、集中力を要求するような切羽詰まった演奏。


Cリヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団


Dイ・ムジチ合奏団

1989年の録音で、アーヨ時代とは程遠いスタイルとなったイムジチ合奏団。ここで聴ける演奏はほぼ古楽器奏法に近いもの。しかし合奏力が優れているのは確か。昔と違って音を小刻みに演奏しとても楽器をよく歌わせているとは思えない、線の細さを感じざるを得ない。アーヨ時代表現力の豊かさで感動しただけに今のイムジチの表現は失望するのみ。スケールも小さく、訴えの強さや個性味に欠け。聴いてるとため息が出てしまう。


Eオルフェウス室内管弦楽団


Fマールグラフ指揮ハレ・ヘンデル祝祭管弦楽団

1960年の録音で、元々LPでPHILIPSから出ていたもの。ソリストはゲルハルト・ボッセ等前東ドイツの名手が揃う。CDを聴くところ室内管弦楽団編成のようで、合奏力もかなり抜群である。時代からして当然レガート奏法で重厚。テンポもゆっくりと楽器をよく歌わせ、それはアーヨ時代のイ・ムジチ合奏団の響きを思い出させる。演奏や表現については文句なしの演奏で、これはかなりお勧め。


Gホグウッド指揮ヘンデル&ハイドン・ソサエティ

はじめ聞いた時、冒頭の音のカットの仕方がやはり、古楽器らしくノンレガート。しかし古楽器独特の古雅な響きと、アクセントが強めでなかなかいい演奏。ソロの部分がリュートかテオルボで伴奏されているところがなんとも良かった。第6楽章のアレグロモデラートはテンポは速いがとても優雅!今回唯一古楽器による演奏でした。


Hブラウン指揮

From juncoop To at 2004 12/07 23:10 編集 返信

強烈なヴェルナーのカンタータ第104番

最近、ヴェルナーのバッハ/カンタータ集第2巻を聞いているのですが、

ヴェルナーの1回目のモノラル録音でして、南西ドイツ放送交響楽団によるもの。

なんせ大編成なので、すごい雰囲気となっております。それは、大編成すぎて、まるで小回りが効かないようなものですが、少し感銘を受けました。それは、やはりヴェルナーによる優しい表現ですね。


●バッハ/カンタータ第カンタータ第104番「イスラエルの牧者よ、耳を傾けたまえ(Du Hirte Israel hore*)」BWV.104(1724)

フリッツ・ヴェルナー指揮

バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団/ハイルブロン・H・シュッツ合唱団

クレプス(T)ケルヒ(B)

Erato/ Mar 1957

この104番の冒頭合唱は、ヴェルナーの2回目の録音プフォルツハイム室内管弦楽団によるものは、小編成でとても優しい感じなのですが、1回目のバーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団はかなり重厚で強烈な感じです・・。たとえば、レーマンのような緊張感とか強靭さはないのですが、どちらかというとシェルヘンに近いかな・・という感じもしなくもないです。しかしシェルヘンはウィーン・フィルなどの扱いは大編成であっても室内楽的にコジンマリとまとめるところは、日向さんが以前指摘されたとおり。この104番の魅力といのは、第5曲のバス・アリアで、ヴェルナーはゆっくりと聞かせます。そのなんともスケールが大きな表現は感銘を受けますね。

ヴェルナーとバーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団との録音は、この他に、51番と147番がありまして、これも楽しみな録音でもあります。




★追伸・・先日の古楽器対モダン楽器論争はとても楽しいかったです・・特に、アマデオさん、skunjpさん、nujikoaさん、そして私とのやりとりは、まるで、ヴァーグナーの歌劇「タンホイザー」の歌合戦の場面で「愛の本質とは?」というテーマでやりあっているかのように思えました。とても劇的でよかった・・。やはり私は音楽に情熱や闘争を求める・・ベートーヴェンみたいな音楽を好むかというと・・・大袈裟だね・・・と言われるか?

=3 ヒュー

From juncoop To at 2004 12/07 21:25 編集 返信

今日の音楽

皆さん、再度こんばんは・・。

★アマデオさん、BMS(ヘンスラーエディション)のバッハ全集ですか?
おめでとうございます・・。
私も時間をかけて只今ゆっくりと聞いています。

お勧めはリリングのカンタータも当然ながら、やはりピアノによるエフゲニー・コロリオフのゴルトベルク変奏曲ですかね・・。
その他名演の数々・・・。


【今日の音楽】


●バッハ/ゴルトベルク変奏曲BWV988

エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)

BMSバッハ全集

このピアノによるゴルトベルク・・もう何回聴いてもいいですねー。グールドやニコラーエワなども名演ではありましょうが・・このコロリオフ・・・当分はまりそう・・。



From アマデオ( Mail ) To juncoop5@goo at 2004 12/07 20:36 編集 返信

来ました!

届きました!とりあえず、マニフィカート、カンタータ115番、インヴェンションを聴きました。いいですね。とりあえず!

From juncoop To at 2004 12/07 19:51 編集 返信

クラシック音楽の略称

みなさん、こんばんわ・・賑わってますね・・

私もクラシックの名曲についていろいろと略称を使うことがあります。

例えば・・・

ブラームスのレクイエム→ドツレク

フォーレのレクイエム→フォレレク

ヴェルディのレクイエム→ヴェルレク

バッハのクリスマスオラトリオ→クリオラ

マーラーの5番 → マラ5

ブルックナーの7番 → ブル7

ブラームスの4番 → ブラ4

ベートーヴェンの英雄 → ベト3

チャイコフスキーの悲愴 → チャイコ6

ドヴォルザークの弦楽セレナーデ→ ドヴォセレ

モーツアルトの鍋 → モツナベ


まあ、しかし皆さんも使っているか・・・。 

ヒュー =3




From Skunjp To at 2004 12/07 15:57 編集 返信

ショタコン

「ドボハチ」・・・

いいですねー。
はっつぁん熊さんあたりがドブにはまったような、何とも庶民的な語感!
ドボルザーク8番の泥臭さにぴったりではありませんか!(^-^)


ちまたには「モツレク」・・・なんちゅうのもありますね。
かの深刻な名曲も一杯飲み屋風になります。
モーツァルトが聞いたら怒るか笑うか・・・


「メンコン」もおいしそう。
・・・めんたいこを詰めた辛子レンコン!


ショスタコーヴィッチのVNコンチェルトがフィーバーしたら
「ショタコン」になるので、それだけは勘弁して欲しい(^^;;



※ぴんと来ましたよ。あのベルの入った曲。あれは名演奏でした。
 しかしレアなアイテム聴いてますねー。


From nujikoa To juncoop5@goo at 2004 12/07 13:55 編集 返信

バリサク

>昔nujikoaさんに焼いて貰った、
>結婚カンタータのCDーRに入っている
>サキソホン四重奏版オルガンパルティータを昨日聴いて、
>腹に響くバリサクの低音に痺れましたワ。

Skunjpさん、懐かしいですね。。。
あれは、ジャズ録音では塩辛いサックスの音色が、
残響豊かな教会に朗々と響き渡るところがいいのです。

「バリサク」(笑)。人のアダ名みたいですね^^

「バスクラ」「コンバス」「ボントロ」・・・やっぱり「バリサク」が一番面白い響きですね。
でも、もっとお気に入りなのは「どぼはち」
・・・て、くだらない話ばっかりしてどうするんでぃ、八っつあんは〜(^o^)/

☆クリスマス
現実的には・・・小林桂のクリスマスアルバムですかね。・・・などと言ったら、ぶん殴られそうですが(^^;

あ、そうだ。中世のオルガヌムなどはどうでしょう。
僕が持っているのは「デイヴィッド・マンロウ『ゴシック期の音楽』」、ゴワ〜ン。。とベル(鉦)が鳴ればクリスマス気分が味わえそうです。

それともアマデオさんの《スミ・ジョー》を採用させていただいちゃおうかな。。。でも「古いドイツのクリスマス音楽」もそそりますね。


From Skunjp To juncoop5@goo at 2004 12/06 17:31 編集 返信

古いドイツのクリスマス音楽

いや〜皆さん、お揃いですなー (^-^)

montさんの目的別「世界一周船の旅」(モダンな人、ヒストリカルな人、グールドな人)
大いに楽しませてもらいましたよ・・・フフフ。

・・・やっぱ、楽しくなくちゃあね!

昔nujikoaさんに焼いて貰った、結婚カンタータ(シェーファー/MAK・・これ秀逸)
のCDーRに入っているサキソホン四重奏版オルガンパルティータを昨日聴いて、腹に
響くバリサクの低音に痺れましたワ。

バッハは楽器を選ばない!太っ腹バッハはこうでなくっちゃあね!
細かいことなんて吹き飛ばせ・・・このやろう。
あ、意味不明にヒートアップしてますが(^^;;


さてさて、クリスマス特集でしたね。

★ 定番クリスマスオラトリオはお約束・・・僕はヘレヴェッヘにはまっています。

89年の録音ですが、ちょっと前のヘレヴェッヘはその芸風からして「静かな浄福」と
いった感じなので、あのクリスマスの雰囲気にぴったりです。
(もしヘレヴェッヘが新録音を出すとしても、よりグラマラスになるでしょうから、
 この浄福感はなくなるだろうなー)

★ マニフィカト変ホ長調は僕の場合ヘルゲンブロックですね。

はつらつと元気な「イタリア的マニフィカト」という感じの名演です。



★ それから、強力にお勧めしたいのはこれ・・・

最近、ハルモニアムンディから復刻された「古いドイツのクリスマス音楽」
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=739124&GOODS_SORT_CD=102

(上記2枚組の一枚目ですが。2枚目テルツ少年合唱団のクリスマスも悪くないっすよ)

ヨハネス・エッカルトの「山を越えてマリアが行く」やヨハン・ヴァルター「たたえさせ
たまえ、イエス・キリスト」、アンドレーアス・ロイスナー「われらにきょうひとりの
みどり児生れり」・・・など、心洗われるような鄙びた音楽がとても素晴らしい。

ヴィオール合奏のバックに山鳩の声のようなリンデのリコーダーが響き、そこにアメリンク
の清浄無垢なソプラノが流れてくると、「あー癒されるー」と涙がこぼれる・・・
おまけにゲルビッヒのリュートなんて他ではそうそう聴けませんよ。

お仕事や家庭や自分に疲れている人は(^^;; ぜひお聴きください。


From mont_54 To juncoop5@goo at 2004 12/06 13:45 編集 返信

悪ノリの連続投稿

メッサ・デ・ヴォーチェの話題が出とりましたね。
昔ギターを演っていたので、チートお話に乗ります。

ELECTRICギターにはバイオリン奏法ってのがあります。
弦を弾くピックを持った右手の小指を伸ばして、
ギターのパネルにあるボリュームのツマミに引っ掛けます。
(この際ツマミはMINに初期設定しておきます)
ピックで弦を弾いた直後に小指でツマミ側面を回し、
MINからMAXへUPさせ(音価の中膨れ)またMINに戻す。
こうすると、ピックで弾く際のエッジを消し、まるで
バイオリンのようなアーティキュレーションを実現する。

ギター弾きにはバイオリンに対する潜在的憧れがあるのカモ?

でも、実際の効果としては
バイオリンよりもメッサ・デ・ヴォーチェに近い効果が
得られるのです。

ご退屈さまでした(^^;

From mont_54 To juncoop5@goo at 2004 12/06 11:08 編集 返信

ヨレヨレ

え〜、先月22日から休みもとれず、おまけに徹夜が4回
死ぬわ。ホンマにも〜っ!
で、さすがに今日は体の方がストライキを起こしてしまいました。

「クリスマスに聴く音楽は?」
やっぱ、こういう楽しい話題がいいですね〜
でも(今の僕には)テーマが広すぎるので、
「クリスマスに聴くマニフィカトは?」と変えちゃいますね。

マニフィカトは1732年、ライプツィヒに赴任して来たバッハが
その年のクリスマスの晩課のために作曲した・・・・
とありますから、やはりクリスマス・バージョンで聴く
これがよろしいのではないでしょうか?

そこで僕のお勧めは、リリンク(79年の録音)版
4つの挿入曲が付いているのでたっぷり楽しめますデス。

この間の過去ログを拝見させていただきました。
前に僕がカキコしたのが先月14日で、それからずいぶんと
興味深いお話が展開していたんですね〜。

古楽:モダン談義かぁ〜
僕もこの問題は疲れるから、一貫して回避の姿勢できました。
たとえば、世界一周船の旅というのを企画するとします。

「やっぱ、豪華客船で周るのが良いでしょう」モダンな人

「いや、3本マストの風帆船で行こう。その方が目的や歴史
の理にかなっているから」ヒストリカルな人

「大事なのは潮の流れ(楽譜)をヨムこと(解釈)でしょ?
乗り物(器)なんて二の次、場合によってはイカダを組んで
行ったっていいじゃん」グールドな人

なんて、おちゃらけ過ぎか知らん?

From アマデオ( Mail ) To juncoop5@goo at 2004 12/05 21:01 編集 返信

クリスマスに聴く音楽ですか・・・

 こんばんは、アマデオです。

 古楽モダン談義、確かに疲れます。僕としても、どちらもすばらしい!ということで終えたいと思います。だって、結論なんかでないしね。

 モーツアルトのホルン協奏曲ですか?僕は、ニコラウス・マッギガン指揮、フィルハーモニア・バロック・オーケストラの、ナチュラル・ホルンがロウエル・グリアーのやつをよく聴きますね。楽しいですよ、この演奏は。モダン楽器の演奏は、一つも持っていないので、お勧めはありません。

 クリスマスには、月並みですが、クリスマスオラトリオとか、メサイアとかが聴きたくなりますね。後は、ベートーヴェンの第9かな?お勧めを挙げておきます。

@J.S.バッハ クリスマス・オラトリオBWV248
 シギスヴァルド・クイケン指揮、ラ・プティット・バンド、同合唱団(ライブ録音)
 とても自然な演奏です。福音史家がクリストフ・プレガルティエンで、とてもいい声、理性的な歌唱。

AG.F.ヘンデル メサイア
 ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団
 非常に密度の濃い演奏です。アーメン・フーガはリヒターに通じるものがあります。

BL.V.ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調作品125
 ニコラウス・アーノンクール指揮、ヨーロッパ室内管、アルノルト・シェーンベルク合唱団
 いいです。合唱がきれい。

Cスミ・ジョー クリスマス アルバム
 エラートから発売されていた、ヒロ・クロサキとか、その辺が脇を固めている、ソプラノ歌手スミ・ジョーのクリスマスアルバムです。きよしこの夜がメインで、バッハとか、スカルラッティとか、ヴィヴァルディの曲が入っています。なんか、ホッとします。今も聴いています。

こんな所でしょうか。明後日にはバッハ全集が届いていると思いますから、今から楽しみです。171枚、いつになったら聴き終わるのやら!うれしい悲鳴ですね。

From juncoop To at 2004 12/05 17:39 編集 返信

2004年のクリスマスに聴く音楽は?

皆さん、こんにちは・・。いよいよ12月に入りまして、最後の月となり、年末も押し迫ります。いかがお過ごしですかね?

さてクリスマスになると音楽もいろいろと聴きたくなりますね。
今年のクリスマスは皆さん、どんな音楽・演奏を聴きますか?


★juncoopの場合


●バッハ/マニフィカト変ホ長調BWV243a

ヴォルフガング・ゲネンヴァイン/ドイツ・バッハ・ゾリステン、南ドイツマドリガル合唱団

●バッハ/クリスマスオラトリオBWV248

カール・ミュンヒンガー/シュトゥットガルトCO、リューベック・カントライ

●バッハ/クリスマスオラトリオBWV248

フリッツ・ヴェルナー/プフォルツハイムCO、ハイルブロンHシュッツ合唱団

●ヘンデル/オラトリオ「メサイア」

カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団、合唱団

定番ですが、こんな感じでしょうか・・・


■juncoopの今日の家庭菜園

まあ、そろそろエンドウ豆の苗がのびてまいりまして、巻きヒゲなど出してますから、そろそろ支えるものが必要なようで、支柱を立ててゴルフ用のアミを縦に張りました、果たして豆は来春にでも収穫出来るのかを願いつつ・・。焼肉用に巻いて食べる韓国レタスが今、真っ盛りで、ちょっとずつサラダにして食べております。このレタス生でそのまま食べるのですが、なかなか美味いです。


【今日の音楽】


●モーツアルト/ヴァイオリン協奏曲全曲

アルトゥール・グリュミオー(vn)

コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団

1967年頃/PHILIPS

今日は久々にモーツアルトのヴァイオリン協奏曲の第1番から5番までをグリュミオーのヴァイオリンで聞いてます。よろしいな・・特に1番の第2楽章・・・華麗・・。
nujikoaさんやアマデオさんのように、私もしばらくモーツアルトに転向しますかね・・・。いや、バッハはやめられません・・。しかしモーツアルトの美しさ・・・はまります・・。


From nujikoa To juncoop5@goo at 2004 12/05 02:35 編集 返信

たしかに

たしかに疲れますね・・・時折発生する古楽vsモダン談義。

僕からは、どんな楽器を使おうと「腕次第」ですな、としかいいようがないです。
(ちなみに異楽器による演奏が大好きなnujikoa・・・^^)

それにしても楽器を操れる皆さんがうらやましい。。。

モーツアルトのホルン協奏曲ですか。
実は現在物色中なので、大変参考になりました。
ザイフェルトに、ヘーグナー、コスターですか・・・メモメモ
(コスターはモダン楽器も吹く両刀使いの人ですね?たしか)
しかしおすすめを無視してデニス・ブレイン体験というのも一度はしてみたいし・・・悩みはつきません(;;)

目下の<お熱>は、
クイケン=ラ・プティットで「コシ・ファン・トゥッテ」
ヤーコプスで「フィガロの結婚」・・・と、
バッハのカンタータでは聴けなかった世界を手探りしています。
後者は通奏低音がフォルテピアノ!で、ホンキートンクな雰囲気がしてなかなか良いです。

From Skunjp To at 2004 12/05 01:21 編集 返信

古楽vsモダン談義

アマデオさんには頭が下がります。
とてもためになりました。

しかしjunさん、古楽vsモダン談義は自分でしていてとても疲れますね。・・・どうしてでしょうね?
このテーマには音楽的に深い何ものかが隠されているんでしょうかね?


モーツァルトのホルン協奏曲はいいですね。
僕はヘーグナーとベーム/VPOが好きです。

それとアブ・コスターとヴァイル/ターフェルムジーク(古楽)!

モダンも古楽ばんざい!・・・おやすみなさい。

From juncoop To at 2004 12/04 17:38 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんわ・・アマデオさん、古楽器について語っていただきまして有難うございました。とてもよく理解できました・・。古楽器の特性とモダン楽器との違いも・・納得・・・。

ちなみに、アマさん、わては・・「モダンヴァイオリンでビブラートをかけまくってゆっくり弾くのもまたいいです」を特に高音域で弾きますと・・自分に酔います・・・。演奏はやはり聞くより自分自身が弾くのが一番気持ちがいいようです・・。


今日は午後から音楽ばかり聴きました。中でも感動したのが、あるチャット部屋で聴いた、

●モーツアルト/ホルン協奏曲第3番変ホ長調KV447の第2楽章

ロマンス・ラルゲット・・・

この曲よろしいな・・・久々に感動しました。

家のCD探したところ出てきた出てきた・・

カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ゲルト・ザイフェルト(ホルン)

グラモフォン/1969年

カラヤンのテンポの遅さに感動半減・・・がっかり・・


From アマデオ( Mail ) To at 2004 12/03 08:46 編集 返信

いやどうもこんばんは。

 古楽器の演奏について、ということなら、僕が出なければなりますまい。

 まず、古楽器の演奏では、レガートで、ということはまずありません。基本は、音符の一つ一つを区切って弾くことです。それはまるで、はっきり言葉を句切って話すような感覚です。楽器もそのような弾き方に適した作りになっています。古楽器は、我々が語るとき文の中である単語にアクセントを付けるように、強拍と弱拍で強さも長さも変えて、語るように演奏されます。ジュンさんの言う全音符は、豊かなビブラートを付けて、音符の長さいっぱいに延ばして弾くということだと思いますが、古楽では、長い音符の処理は、概ねメッサ・ディ・ヴォーチェ(音の真ん中をふくらませる奏法)を用います。このあたりについては、ジュミニアーニの本、クヴァンツの本、レオポルト・モーツアルトの本にも書いてあります。

 もう一つは様式感の問題ですね。バロック音楽は舞曲が基本ですので、どの曲をするにも適正なテンポというものが舞曲をもとに導き出されます。その結果、今まで慣れ親しんでいたテンポよりも速くなる、ということがよく起こります。フランス風序曲がその最たるものでしょうね。あとは、メヌエットも、速いものと遅いものがあることが分かっています。僕は、古楽奏者が採用する、しゃきしゃきしたテンポの方を好みますが、ジュンさんの言いたいことも分かります。

 まとめて言うと、古楽的な「グラーヴェ」という感覚は、分厚い音でレガートに、テンポを落として、というものとは違うということです。古楽器はモダン楽器よりも音色のコントロールが容易なので、音色を硬くするとか、メッサ・ディ・ヴォーチェを用いず、音の始めから終わりまで同じ音量で弾き、切れ目をはっきりさせるとか、ノンビブラートで弾くとか、そのような方法で、毅然とした音作りをしていくのだと思います。同じ楽譜が、全く違う印象の曲になるので、そのあたりが「合わない」原因だとは思いますが、古楽的な視点で言えば、上記のようになります。そして、ジュンさんが重々しい演奏を好むように、僕は毅然とした演奏を、フランス風序曲の場合は好みます。

 楽譜の件ですが、特に古い音楽については、楽譜に全てが書かれているわけではないということに注意するべきでしょう。スラーなどのアーティキュレーションについて、強弱について、演奏習慣について、当時の楽譜にはほとんど記されていません。楽譜に書いていないが、当時行われ、また当たり前だった演奏習慣が多く存在するということは、バロック、古典派の音楽をする際に注意しておかなければならないことだと思います。

 「山羊の鳴き声」の件ですが、何度も書いているように、古楽器の豊かな倍音を伴った音色は、「慣れれば」大変美しいものです。エキサイティングですらあります。僕なんか、弾いていて自分の音で興奮します。モダンでは体験したことのない音色です。この音色に惹かれて古楽に持ち替える人がいるのも分かる気がします。是非一度ご自身で体験をしてみて下さい。まったく別の楽器だということが分かると思います。ただ、音色というものは、それこそその人の主観に訴えるものですので、僕も主観を述べるのにとどめさせていただきます。

 モダンか古楽かの議論の原因は、演奏される楽曲が同じなのに、使用する楽器が実はまったく別の楽器だ、ということが意識されないからだと思います。まったく別の楽器ですから、奏法も、考え方も、表現技法も当然ちがいます。モダンヴァイオリンとバロックヴァイオリンは、形は似ているけれど、まったく別の楽器です。他の古楽器についても同様のことが言えると思います。同じ楽曲でも、演奏する楽器が異なれば、表現される側面が変わるのは当然です。繰り返しになりますが、どちらもすばらしい。だから、モダンも古楽も、両方のヴァイオリンを演奏する身として、どちらも否定しないし、価値を認めます。メッサ・ディ・ヴォーッチェを用いて、速いテンポで語るようにバッハのアリアを弾くのもいいし、モダンヴァイオリンでビブラートをかけまくってゆっくり弾くのもまたいいです。ただ、古楽の欠点は、聞き手になぜそう弾くのか理解を求める頻度が多いことでしょうか。僕も、慣れるのに時間がかかりましたけどね。今ではどっぷり浸かっていますが。

 ところで、僕が新掲示板でちょうど100件目の書き込みですね。やった〜〜〜〜〜〜!!

 

From juncoop To at 2004 12/02 20:35 編集 返信

最近は・・・

皆さん、こんばんは・・

議論白熱でアマデオさんとSkunjpさんのご意見、とても説得力がありますね。お二人とも自分の音楽論をしっかり確立されておられ、私のような中途半端な知識を持つアバウトな人間にとっては、足元にも及びません。ただお二人には感心させられるばかり・・。

最近の私は親の件もありまして、実家に帰っており、音楽もろくに聴けない状況でありまして、バッハが恋しいて感じです。

仕事も激務で難しい事ばかり直面し、その上他のことでもトラブルとかありますので、他の部門のカバーもせざるを得ない。まあ1つ1つ問題解決していかなければなりません。

アマデオさんいよいよバッハ全集入手されるんですね。おめでとうございます。リリングをはじめバッハの名演を心行くまでお楽しみくださいませ。

私は、もうすぐヴェルナーのあたたかいバッハの宗教的大作が近々手に入る予定。(ヴェルナーのバッハ第3巻)です。この演奏はまだ聴いたことがないのですが、リヒターのマタイ・ヨハネやヨッフムのミサとかとは全く対照的なバッハだと予想されます。緊張感とか古雅とか重厚な響きとは全く違うこころあたたまるバッハが聞けることでしょう。

★skunjpさん

「当時の演奏様式の研究によると、書いてある付点音符は複付点音符で処理し、やや速い舞曲のテンポで演奏するのが相応しいとされ、現代のスタンダードになっています。MAK、ピノック、
ガーディナー、コープマン等、古楽派演奏家はすべてこの傾向。そして目覚ましい成果を挙げている。しかし、これがフランス風序曲の唯一正しい演奏様式とすると、リヒターのように、付点音符は書いてあるとおり、踏みしめるような遅いテンポの重々しい演奏はバツとなる。ところが僕は、前者つまり古楽派の整った様式美に驚嘆すると同時に、リヒターのいわばロマンティック様式にも深く感動するんです。そして、このような例は他にも、シゲティとかヨッフム、パイヤール、カザルスなど沢山見受けられる。」


この点で、私は、「リヒターのように、付点音符は書いてあるとおり、踏みしめるような遅いテンポの重々しい演奏。リヒターのいわばロマンティック様式にも深く感動するんです。」

のほうに感動してしまうんですよ。ブランデンブルクについては古楽器モダン楽器ともに感銘を受けるのですが、フランス式序曲のグラーヴェだけはそうはいかない・・・!

「付点音符は複付点音符で処理し、やや速い舞曲のテンポで演奏するのが相応しいとされ、現代のスタンダードになっています。」

この演奏の仕方に、絶対私は反感を覚えるし、抵抗する!
グラーヴェとは重くということなんだから、レガートで重厚壮大に演奏するべきではと思っております。
それなのに、最近の演奏はすべてにおいて、なぜ軽く、しかも切って演奏するのか・・。どこにそんな譜面が書かれているのか、確かタイかスラーで楽譜は表示されている・・。

楽譜には忠実に演奏しなければならない!

ところが、たとえば古楽器でG線上のアリアを演奏すると例の如し「山羊の鳴き声」になる。だから古楽器で全音符とか演奏するととても情ない音になる場合がある。そのために音符を切って演奏するのか??

というとアマデオさんからまた抗議の書き込みを沢山頂戴しそうです・・。しかしこれも私の主観どすえ・・あしからず。



反論受付中・・・・。



From アマデオ( Mail ) To at 2004 12/02 16:32 編集 返信

ついに・・・

 例のあの「バッハ全集」を注文しました。クリスマスに合わせて到着します。これでしばらく、というよりは、一生バッハ三昧です。

鈴木氏のカンタータ190番は良いですね。65番も、これからクリスマスを迎えますし、今の時期にピッタリです。今日は家に帰って聞こうかな。

 さて、バロック音楽にロマンティシズムは持ち込まないのが不文律、とありますが、バロック音楽愛好家としても、バロックヴァイオリン愛好家としても、おおいにロマンティシズムを持ち込んで結構!と言いたいですね。無味乾燥な演奏は嫌いですので。バロック音楽などの古い音楽は、日本の古典芸能と似ていて、感情表現をパターン化して、ある約束事の中で表現する、ということをすると思うんです。ですので、ある程度は譜面通りに、約束通りに演奏すれば、感情表現ができるのですが、それだけじゃあ、ねえ・・・。やはり、思い入れたっぷりに、でも約束事は守って演奏して欲しい物です。古楽でも、現代的な感覚で、しかもスケールの大きな演奏が僕の理想ですね。

 

From Skunjp To juncoop5@goo at 2004 12/01 17:50 編集 返信

エッセンスの音楽

アマデオさん、我が意を得たりです。有り難うございます。

(エッ仕事中?・・・まあ人のことは言えませんが・・・(^^;;


juncoopさん、今朝は私めも鈴木さんの190番を聴きました。

最近、鈴木さんの65番「シバよりもろもろの人、来たりて」がえらく気に入ってまして、
http://www.ebach.gr.jp/kaisetsu/bwv65.htm

それで、気がつけばjunさんのお好きな190番も同CDに入っているではありませんか!

・・・というわけで今朝聴いたのですが、実に良いですねー。

鈴木さんは古楽派にしてはスケールが大きく、堂々とした音楽作りを目指しておられる
ように見受けられます。
そこんところが実に頼もしい。(^-^)


>★古楽器による感動する演奏・・

 コレギウムアウレウム合奏団による水上の音楽
 鈴木雅章BCJによるカンタータ第190番

 ★モダン楽器による感動する演奏・・・

 リヒターのマタイとヨハネ
 ヨッフムのロ短調ミサ



全く同感でございます。・・・ただし鈴木氏は「雅明」さんですね。(^^;;

リヒターのマタイはもちろん79年盤ですよね。
僕は58年の引き締まったタイトな演奏より、豊かでロマンティックな79年盤の方が
好きなんですねー。

「バロックにロマンティシズムを持ち込まない」というのが現代のひとつの良識というか、
不文律になっていますが、本当にそれで良いのでしょうか?

バッハの語法は様式に縛られていない。いわば生きた時代から自由なんです。
バッハの音楽には無駄がない。音楽のエッセンスだけがある。

だから、リヒテルのようなロマン主義でも生きるし、グールドのように果てしなく均質化
された現代音楽のような奏法でも生きる。
ついでに言えば、古楽様式っていうのは博物館的な過去への遡上ではなく、むしろ極めて
現代的な感性の冒険ではないでしょうか?

そうなると、古楽派はますます現代的に先鋭化していって欲しいし、逆にモダン派は果て
しなくロマンティックになっていっても良いじゃありませんか!

そしてまた、モダン楽器の古楽奏法もますます洗練されていって、前人未踏の表現を達成
して欲しいです。(・・・nujikoaさんもお久しぶり。(^-^)









From アマデオ( Mail ) To juncoop5@goo at 2004 12/01 09:59 編集 返信

僕も口を挟んじゃおう

 どうもおはようございます。仕事中にもかかわらず、掲示板を見てしまったので、口を挟ませてくださいね。

 音楽の演奏史から見て、様々な時代の音楽が、様々な様式、演奏方法で共存しているのは現代だけです。そういう意味では、我々以前の聴衆や音楽家が体験したこともないような音楽的に豊かな時代に、我々は生きていると言えます。古楽奏法が現代に蘇っただけでも、驚くべきことですし、モダン奏法も、レガートな音づくりだけではなく、古楽奏法も取り入れながら、新たな可能性を探る時代に入ってきていると思います。

 我々聴衆も、自分の好みや考えは大切にしながら、新しい試みや表現にも耳を傾け、音楽の幅を広げていきましょう。個人の主観の問題もあるのですが、人間は常に変化し続ける生き物です。主観に凝り固まらずに、柔軟にいきましょう。250年以上も前のバッハという作曲家が、現代でもその生命力を失わないことに驚嘆しながら。

From Skunjp To juncoop5@goo at 2004 11/30 23:25 編集 返信

感動があれば様式なんて

ちょっと追加させてください。

僕の先日の発言・・・「愛があれば年の差なんて」・・・あ、もとい(^^;)

「感動があれば様式なんて」の真意を説明させてください。


これはどういうことを言いたかったというと、つまり、自分の感動したバッハの演奏を振り返るとき、
それは必ずしも様式感として相応しいものばかりではなかった、ということですね。

・・・たとえば管弦楽組曲No.2のフランス風序曲。

これは当時の演奏様式の研究によると、書いてある付点音符は複付点音符で処理し、やや速い舞曲の
テンポで演奏するのが相応しいとされ、現代のスタンダードになっています。MAK、ピノック、
ガーディナー、コープマン等、古楽派演奏家はすべてこの傾向。そして目覚ましい成果を挙げている。

しかし、これがフランス風序曲の唯一正しい演奏様式とすると、リヒターのように、付点音符は書い
てあるとおり、踏みしめるような遅いテンポの重々しい演奏はバツとなる。

ところが僕は、前者つまり古楽派の整った様式美に驚嘆すると同時に、リヒターのいわばロマンティ
ック様式にも深く感動するんです。そして、このような例は他にも、シゲティとかヨッフム、パイヤ
ール、カザルスなど沢山見受けられる。

ただしこれはバッハだけの現象です。たとえばクープラン、シュッツ、ブクステフーデ、モンテヴェ
ルディ等、他の古楽作曲家については、ロマンティックに演奏されると作品の命がスポイルされる感
じがする。

一方のバッハは、今言いましたように、確かに古楽様式で初めて命を得る美しさのある反面、ロマン
ティックに演奏されても命がそがれるどころか、むしろ作品に別種の生命力が宿るような気がするの
です。(もちろんそれも程度問題ですが)

僕はこれこそ、「バッハの特殊性の表れ」だと思えてならないのです。つまり「バッハの音楽は、
当時の様式感の枠から大きく飛び出して、現代人のハートを鷲づかみするようなところまで表現し
得ている」としか言いようがないのです。

だから、バッハには実にいろいろな演奏様式があり得る。レコード店に行けば、いにしえの巨匠から
バリバリの古楽派まで実に様々のCDが並び、僕たちもそれらを楽しむことができる。このことは
何という幸せでしょう!

それなのに、自らを古楽、あるいはモダンの狭い枠だけに押し込めるのは実にもったいない話である
と思うのです。

もっともっと自分の領分を踏み越えて楽しめば良いのだし、その結果、たとえ理解できなかったと
しても、他の人にはそのような感性の世界があることを認めてあげるよう心がけたいものです。
以上、自戒を込めて・・・(^o^)


え、結局、主観の問題・・・?

それ言っちゃ身も蓋もないという感じっすよね(^^;)
 

From juncoop To at 2004 11/30 14:04 編集 返信

論議の結果としては・・・

nujikoaさん、アマデオさん、こんにちは・・

コメント有り難うございます。

お二人の意見のとおりだと思います。そしてskunjpさんの意見を付け加えまして、私も納得・・・



バッハを聴ける幸せ Skunjp 
問題は古楽様式かそれともモダン様式かということではなく、良い演奏か悪い演奏かということでしょうね。

そして、「感動的な演奏でさえあれば様式感など関係ない」という意見が、一般的には暴論だとしても、バッハの場合はそれが暴論でなくなる。バッハとはそんな不思議な作曲家ではないでしょうか。


「古楽様式かそれともモダン様式かということではなく、良い演奏か悪い演奏かということでしょうね」

このとおりですね・・・。

ただ私は振り出しに戻すつもりはないのですが、例えばですね・・


★古楽器による感動する演奏・・

コレギウムアウレウム合奏団による水上の音楽
鈴木雅章BCJによるカンタータ第190番

★モダン楽器による感動する演奏・・・

リヒターのマタイとヨハネ
ヨッフムのロ短調ミサ

ということで・・・


即ち、水上の音楽では、いくらモダン楽器による演奏でもコレギウムアウレウムの古楽器による優雅な演奏には及びませんし、もちろん他の古楽器もです。
またロ短調ミサでも、他のモダン楽器や古楽器による演奏でも、ヨッフムに及ばないのではと思っておりまして。

今回の論争は、古楽器による演奏全部が、ヨッフムのような感動はないと・・断言したところに、問題があったようでございます・・。

モダン楽器でもカラヤンのロ短調ミサがヨッフムに及ばないのは言うまでもありません・・。

最後は主観という結論ですな・・・・。お騒がせしました。


From アマデオ( Mail ) To juncoop5@goo at 2004 11/30 08:13 編集 返信

おはようございます

 ジュンさんおはようございます。

 僕は能も狂言も、歌舞伎も好きですが、別に感覚を切り替えてみているという意識はありません。音楽は様々ですから、色々な聞き方をする人があって結構。バッハは、ロマン的な演奏をしても、古楽様式がちがちでも、どちらもステキです。演奏家の個性を発揮しながら、決してそれが前面に出ないバッハの強さもあります。僕は、個人的な好みとして古楽様式にたいへんな魅力を感じますし、あの透明感は現代楽器では決して出ないと思っていますが、現代楽器の魅力、その表現力についても理解をしているつもりです。

 古楽愛好家は、常に批判、攻撃の対象になってきました。しかし、音楽の表現にどちらが正しい、どちらが間違っているということはないはずです。ジュンさんが受けたそのような反論についても、もはや気にする必要はないと思います。今は、演奏表現の幅が古楽奏法によって広がっているという現実の流れもありますから、おもしろいじゃないですか。愛好家それぞれの主張もあると思いますから、我々もこれまで通り音楽談義に花を咲かせましょう。


From nujikoa To juncoop5@goo at 2004 11/30 00:47 編集 返信

賛成および反論

>なんで切り替える必要があるのか・・・!!

もちろん、必要ありません!!
なんでそんなこと言うんでしょうね・・・私にも良く分かりません

と、いいながら。。。

モダン楽器による古楽的奏法は目下いちばんの好みだったりします。
新しい世界が広がるようで良いじゃないですか。何より伸び伸びとした気分になるし。

juncoopさんに賛成半分、反論半分というところでしょうか。

※最近は・・・バッハは全くごぶさたで、実は長年敬遠してたモーツアルトに夢中になっており、宗旨替えしてモーツアルティアンになってしまいそうな勢いです。なぜ、急に大好きになったのかわかりませんが・・・

モーツアルトで言えば、クレンペラーもアーノンクールもコープマンも等しく好きです。
クレンペラーなど、テンポが遅い(そこがまたいい)ものの、ある面大変現代的ともいえる解釈であり、かつ限りなく心優しい・・・最高です!
交響曲29番、、、魔笛、、、説得力120%の演奏です。

では、また。。。(バッハ聴かないとね^^)